2013年3月26日火曜日

スタディツアー

毎年日本ユニセフ協会が主催してスタディツアーが行われます。
ブータン、インドネシア、フィリピン、ラオス、などなどの国へ。ユニセフが子どもと母のために行っている支援の実際を視察させてもらえます。

今年の2月にはラオスのスタディツアーがあり、広島県ユニセフ協会のボランティアも参加しました。そのボランティアの岡田さんが“ゆにひろ便り18号”に、ラオスの北、中国とミャンマーに国境の接したルアンナムター県を訪れ、少数民族が暮らす村の学校教育や教員養成などユニセフの教育支援を視察された報告を寄せてくださいました。来週には発行されます。お楽しみに!

そして4月20日にはスタディツアー報告会を開きます。午後2時、県民文化センター5階講義室にて。岡田さんは現役の教師でいらっしゃるので、報告会をどう演出されるのか、ボランティア仲間はとても楽しみにしています。
今回は広島県立大学国際文化学科との共催となっています。国際交流、国際協力を目指す学生のみなさんにも大勢参加していただけたらうれしいです。
報告会のお申し込みお問い合わせはホームページをご覧ください。

2013年3月15日金曜日

追悼3.11

「3.11東日本大震災を忘れない追悼の集い広島2013」が原爆ドーム対岸の親水テラスで行われました。

午後2時46分、黙祷。

キャンドルの準備を行って、午後5時半点火。
 
日が暮れると美しい3.11が浮かび上がりました。

2年前のあの日あの時、広島ではこんなにも大きな災害が起きているとはつゆとも知らず、それぞれの日常を送っていたこと、ニュースが入って、知人友人親族の安否確認に追われたこと、津波の映像に唖然となったこと、福島原発の惨状、そして数多くのボランティアが東日本に向かったこと、復興へと前を向いて生きようという思い、・・・1分間の黙祷の間に心に廻った想いは様々でしょう。忘れない3.11。


広島県ユニセフ協会は、ユニセフの「EYE SEE TOHOKU」パネル展示会を明日16日から22日まで、まちづくり市民交流プラザで開催します。
今日はボランティアがパネル展示の準備にはいっています。
被災地の子どもたちがファインダーを通して見つめた東北の写真、ぜひご覧ください。

2013年3月9日土曜日

栗原小学校出前講座

2月28日に出前講座を行わせていただいた栗原小学校6年生のみなさんから感想文が届きました。
事前学習もしっかりされていて、当日はたくさんの質問の手も上がり、充実した講座になったと担当したボランティアから感想を聞きました。

6年生の感想を少し紹介させていただきます。

私は、4人に1人は栄養が足りていない人たちがいることを、お話を聞いて初めて知りました。だから、無駄遣いをしないようにしたり、世界中の子どもたちのために募金をしてあげたいと思います。この募金で世界中の子どもたちの病気が治り、学校へ行けるようにしてほしいです。

私は、最小で5才の子が銃を持って戦っていることに一番驚きました。私の弟も5才ですが、銃を持たせるのはとても苦しいことです。今のような状態を解決し、子どもたちが体も心も元気になるように、自分のぜいたく過ぎた暮らしを見直していきたいと思います。

僕は話を聞いて、好きなものを買うお金を募金のお金にかえたり、ポスターを使って呼びかけをしていこうと思います。そして、学校に行けることをほこりに思い、毎日を楽しく過ごします。

お話を聞いて、5才で戦場に駆り出される子や働かなければ生きていけない子ども、僕の生活がいかに素晴らしいか、言葉では表せません。そして宿題がめんどくさいと言っていった自分が恥ずかしいです。これが自分でなくてよかったでは終わらせません。僕と同じ幸せを感じてもらうため、募金に協力したいです。

私は、今日のお話を聞いて、私たちはどんどん新しい物に目がいっているけれど、使うことで新しい物を買うお金があれば、何人もの人が助かることなどを考えることができました。これからはもっと物を大切にしたいと思いました。

私は、お話を聞いて、今自分たちが平和に暮らせることを幸せに思わなければいけないし、世界にはたくさん働かなければならない子や病気になってしまう子についてもっと考えて、自分たちに何ができるのかを考えなければいけないなあと思いました。

優しく心のこもった感想をたくさんいただきました。自分の生活をかえりみたり、貧しく辛い子どもたちのくらしを思いやったり、考えて行動しようという思いに、私たちボランティアも励まされます。

栗原小学校のみなさん、ありがとうございます。